気持ちが塞ぐ…。秋は繊細な季節です。

こんにちは。りょう鍼灸院の平井です。

日差しは強く、時折肌に突き刺さるような暑さを感じますね。

日陰に入ると風が少し心地よく、ついつい探してふらふらしてしまいます。

秋風は陽気が多い日には心地よいですが、これからの時期はだんだんと陰気が増えていくので気持ちの変調も現れてきます。

気持ちが塞ぐ…。と感じられている方は、本日の内容をお読みいただけると未然に防げるかもしれません。

 

さて、秋は人肌恋しい季節だなんて言いますが、実際に肌寒く、何だか心がぽっかりと空いたような…そんな気持ちになる季節です。

秋は悲しい気持ちになりやすい季節だと古典でも言われており、それは肺の気(=エネルギー)が巡らないのが原因だとされています。

それゆえにストレスも感じやすく、お酒を飲んでしまう人もいるでしょう。

「夜、寝る前には茶を飲み、ストレスを感じれば酒を飲む」というような事が古典に書かれているので、昔の人もそうだったのですね。

しかし、お酒を飲むことで気の停滞を生じる為、肺の気はさらに巡らなくなってしまいます。

そうして気持ちが塞がりやすくなるのです。

では肺の気を巡らせるにはどうすればいいのでしょう。

答えは「適度な運動をして、汗をかくこと」です。

汗ばむ程度でも良いので、運動をする事で肺も元気になれるのです。

 

他にも辛いものを食べるのも有効です。

しかし辛味のものは肺熱にもなりやすく、咳が止まらなくなるなどの症状も出やすいです。

軽い運動で汗をかき、たまに辛味のあるものを食べられると良いでしょう。

気持ちが塞いでしまった方は、まずは当院へご相談ください。